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華壱@豊明市
寿08
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やや茶濁したスープから漂う魚介の香りは、デフォの“中華そば”や“つけそばType-Hard”とは明らかに違い、これでもか!というぐらいに魚が香っている。スープを口に含めば、香り立つ風味に比例するかのように甘みと極僅かに酸味を感じる魚介の風味が口の中一杯に広がる。このお店の繊細な和風出汁の風味とは全く違うものだが、積層感のある旨味や力強さは目を見張るものがある。動物系の旨味は濃度感こそないが、旨味の幅が広く、後味に残る昆布類の旨味が非常に強く化調でも使っているかのような強い甘みが舌にジリジリと訴えかけてくるかのような印象的を受けた。根拠はないが、動物系と和風出汁を合わせたWスープではなく、シングルスープのような気がする。タレ味は、醤油感こそないが、柔らかな甘みがありしっかりとスープを支えている。ただ、醤油の奥行きやコクは通常メニューの物よりは、浅く感じる。トッピングは、デフォのチャーシュー・煮玉子・メンマなどがのり、この丼の中でメインであろうフォアグラが巻かれた鶏チャーシューが一際目立っている。鶏チャーシューは、ピリッと黒胡椒が効いており、肉自体は淡白な味だが、スープの熱により脂肪分が蕩けだしたフォアグラの旨味が、なんとも言えない風味を醸し出している。上にかけられたソースは強すぎないニンニクの風味と乳製品を思わせるような滑らかさがあり、磯の香りも加わっているようだ。スープにソースが馴染むにつれて更に味に奥行きが加わり、中盤から後半にかけて味わいがガラッと変わるのが実に面白い。この日、限定という事で相当量な食材を使った一杯のようだが、少々旨味が過剰だろうか。しっかりと旨い一杯だが、大満足には至らなかった。
by ramenmans | 2008-01-04 00:00 | ■尾張■
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