あぶらそば
メニュー構成は、牛テールを使ったらーめんを基本に、トッピングでバリエーションを加えた数種類のメニューとあぶらそばのみ。看板メニューであろう“たつ屋らぁめん”から試してみたかったが、スープ切れで選択肢は一品のみ。
こんもりと盛られた麺の上には、ネギを中心に全体にあみえびが散らされ、周りに韓国海苔やメンマなどが飾られている。ダマになった麺を梃子摺りながら引っ張り出してみると、カドの立った塩ダレの香りが鼻を抜ける。そのまま口にしてみると、部分的にタレが付着しており、麺全体に塩ダレと油が馴染んでいない。カドを感じる香りとは裏腹に、味わいはかなりの薄味で、ほんのりと甘みも感じるがタレの力が弱すぎではないだろうか?“麺”“タレ”“油”の相性はお世辞にも良いとは言えず、麺のヌタッとした食感も含め、牽引力がないかな。全体を満遍なく掻き混ぜて口にしてみれば、海老の風味とメンマに付いた粗挽き胡椒の風味が支配的になり、数口で飽きてしまうような味に自然と食べる速度も減速してしまう。デフォでは、牛とろ肉がのるらしいが、品切れ中につきテール肉。とろけるような柔らかさがあるが、こんれぐらいの大きさで良かったと思うような味付け。メンマは、ザクッと繊維を断ち切るような食感のものとは正反対。箸で摘んだだけで柔らかさが伝わってくるものだ。玉子は名古屋コーチンを使ってる事が書かれていたが、有り難味はなかったかな。麺量180グラムと多くはないが、一本調子の味わいに飽きがくるのが早かった…。950円という強気な価格設定に見合った満足感を得る事はできなかった。
住所 名古屋市名東区牧の原1-1404
電話番号 052-702-3185
営業時間 11:00~スープ切れまで
定休日 不明
駐車場 完備