あんず担々麺
重量感のある歪な形状の丼に注がれたスープからは、ラー油や胡麻の風味よりも癖のある油の香りが立ち昇っている。ラー油のかかっていない部分のスープを口にしてみると、胡麻の風味が強い訳ではないが、出来上がった感のある甘みとスープに含まれているだろう油感がいつまでも口内に残るものだ。ラー油と一緒に口にしてみるものの、辛味が弱く香りも殆どないしスパイシー感もない為か、担々麺を食べていると言うよりは、胡麻ラーメンを食べているような感じだ。トッピングは、細かく刻まれた玉葱やニンニクの入った肉味噌・炒めたニラ・蒸し鶏などが飾られているが、特に思う事もなく、スープとの相性もお世辞にも良いとは言えないものだ。中太の麺は、柔な茹で加減で食感自体は好みではなかったが、旨味の持ち上げも良く、不思議と違和感はなかった。麻婆豆腐と担々麺をメインに扱っている割には、すべてにおいて押しが弱く、心が満たされる事はなかった。値段も含め、食べていても楽しさを感じない一杯だった。
by ramenmans
| 2008-12-20 00:00
| ■尾張■
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