嘉六つけ麺(大盛り)
グツグツと煮えたぎる石鍋からは、白い湯気と共に、醤油のとても良い香りが漂っている。火傷をしてしまいそうな程に熱々なつけダレをそのまま口にしてみると、柔らか味のある酸味に香辛料のピリッとした辛味、それにすっきりとした甘みが口内に広がる。動物スープに濃度感こそないが、コクはしっかりとしており、深みのある醤油ダレの風味を追いかけてくるかのように、魚介の旨みが走り抜けていく。タレ味にカドがなく、あっさりとした飲み口で、素材の旨味をしっかりと 堪能できる美味いつけダレだ。この日から粉を変えたという麺は、とても香りが良いもの。細麺でありながら歯を押し返すような強い弾力や喉越しには目を見張るものがあり、すっきりとしたつけダレとの相性も上々だ。最後はスープ割で出汁の旨味を楽しみつつサラッと完食。 丸和つけ麺(麺少なめ) オープン当初にいただいた『丸和つけ麺』とは別物。立ち昇る鰹の風味にガツンと効いた節の旨味。少し喉に引っ掛かるような濃厚な動物系の旨味に思わず頬を緩ます。キラキラと輝きを放つ太麺の食感やつけダレの持ち上げは申し分なく、あっという間に腹に納まっていた。味もさることながな、店内を流れる柔らかな空気と居心地の良さ、それに気持ちの良い接客に長居したくなるようなお店だ。
by ramenmans
| 2008-12-05 00:00
| 中川区
|
検索
カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||