豚と煮干しの中華そば 〰ノスタルジックラーメン〰 香り立つ風味は、“今昔支那そば醤油”に通ずるものがあり、スープを口に含めば風味豊かな醤油の風味とコクが口内を満たす。スープに浮く油と背脂は、やや多めだが口当たりはアッサリ。エグミを感じさせない煮干しの旨味と甘味が何とも心地良く感じられ、当然だが今時の濃い豚骨とは違った、柔らかな豚の旨味も堪能できた。厚みという部分では、物足りなさを感じるが、“味が明瞭”で輪郭がはっきりとしており、“旨み”“風味”“コク”は、他のメニューに勝るとも劣らないスープだと思う。又、余分な物を取り除いた“引き算の美学”の真髄を垣間見る事ができた。フレッシュ感のあるネギや繊維を断ち切る時に感じるザクッとした食感のメンマは好印象だったが、シンプルなこのスープの中では、やや味の強いチャーシューは存在感を主張しすぎかな。色白の麺は、程よい茹で加減で、サクッとした食感。スープの持ち上げも上々で、スルスルと腹に納まっていった。後半、麺の風味が強くスープに移り、飲み干す事はしなかったが、しっかりと満足のできる一杯だった。
by ramenmans
| 2010-01-16 00:00
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