一夜堂中華そば 程なくして運ばれてきた丼からは、やや醤油が立った香りが漂っている。スープを口に含めば、輪郭がはっきりとしているが、アッサリとした飲み口。醤油辛さなく柔らかさのある甘味がジワッと広がるのが特徴的。優しさのある魚介の風味と鶏のすっきりとした甘みが相まって、じんわりと舌と喉に訴えかけてくるものがある。ふわっとした玉子は、ほんのりと甘くフレッシュ感溢れるネギも好印象。チャーシューは、脂身の甘さと柔らかさ、それに赤身の適度な噛み応えが心地良い。醤油ダレと何処か似た味付けで、濃いめな味だが好きな部類。喉越しの良い麺は、耐久性こそないが、スープの味を吸った味わいはどこか懐かしさすら感じる。心が癒されるような優しい味わいに、最後の一滴まで飲み干し、「嗚呼、美味しかった」と思わず声を発してしまった。何年ぶりかに訪れてみたが、店内に流れる空気は変わっておらず、なんとも居心地が良かった。
by ramenmans
| 2009-11-22 00:00
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